婚活 バツイチ 子持ち

 

バツイチである事だけが、婚活に与える影響はそれほど深刻ではありません。

特に、晩婚にさしかかった婚活をしている方にとっては、離婚歴も想定範囲内である場合は多いからです。

しかし、「子持ち」での婚活となると、お相手候補は期待するほど多くはないと想定しておきましょう。

 

婚活中のあなた自身がバツイチ子持ちで、お相手の条件として「バツイチ子持ち」を認めないのであれば、あなたの婚活は長期化するかもしれません。

あなた自身が、お相手への条件としても「バツイチ子持ち」を許容できるのであれば、幅広くご縁に恵まれる可能性があります。

 

バツイチ子持ちの婚活は、お相手への条件が1つでも多ければ多い程、条件に適合する候補者の数は少なくなります。

子供連れの婚活であれば、お相手へは、以下の4つが必要絶対条件となります。

・子供を本当に愛してくれる人
・あなたを本当に愛してくれる人
・あなたが本当に愛せる人
・経済力が安定している人

上記の4つを満たす人となると、一般的な表現では、「年上で人間としての器もかなり大きい人」となります。

 

私(筆者)の婚活経験を少しお話しいたします。

私は、バツイチです。2010年8月に前妻と離婚。前妻との間には子供はありません。当時、私は42歳。

同年の冬、友人を介して30歳の女性とめぐり逢い交際に発展。彼女には3歳の息子がいました。

彼女とは相思相愛で、やがて結婚を話し合うようになりました。しかし、ほどなくして、彼女の息子さんをどうするかで行き詰ってしまったのです。彼女は、養子縁組を強く望みました。

 

しかし、当時の私は、彼女の子供を本当に愛せるのかを常に自問自答し、結論が出せずにいました。彼女が子供の話を切り出すと、どうしても本気で向き合いたくない自分に気が付いたのです。

そのような私の気持ちを彼女が察したのでしょう。翌年(2011年)2月頃だったでしょうか、彼女の方から別れを切り出し、その交際は終わりました。

 

私が、彼女の子供の件で自問自答し続けた時、以下の事で常に思考停止状態になりました。

・我が子として育てていけるか?
・この子と自然な親子関係が築けるのか?
・自分の子供が生まれたら、公平に扱えるかの?

 

今になって考えると、上記3つの自問自答で、私の正直な回答は「No」だったのです。私個人的には、他人の子供を自分の子供として受け入れるほど寛大にはなれなかったのです。当時の心理的な躊躇(ちゅうちょ)が何よりの証拠です。

彼女にとっては、自分と子供を同等に愛してくれる事が譲れない条件だったわけですから、彼女としても、別れは妥当な決断だった事になります。


現在の妻とは、2013年に出会いました。

意気投合して、結婚の話になった時、彼女から驚きの告白がありました。妻は、学生時代、20歳で女の子を出産しているのです。

この意味においては、当時の私の妻はバツイチで子持ちだったのです。

出産後、彼女が未だ学生で経済力が無かったこともあり、お姉さんが娘さんを養子縁組としたそうです。お姉さんは、現在も自分の子宝には恵まれていません。

妻も、そのまま波風を立てず、実の子をお姉さんの子として見守る事にしたそうです。また、娘さんは、真実を知らないままです。(いずれ、知ることになるでしょうが・・・)

妻の実子の件ではもめる事無く、私たちは結婚にいたりました。

 

あの時、もし妻が私に養子縁組を望んでいたら、私たちの結婚はどうなっていたかわかりません。

そして、2015年9月に、妻との間に待望の第1子が生まれました。

 

バツイチ子持ちでの婚活は、長期化を想定しておくことをおススメします。

しかし、現実を受け止めた上で、結婚(再婚)願望があるのなら、劣等感を抱く事なく、気後れせず婚活を継続するべきです。

そして、チャンスがあれば、まずはお相手と会ってみて、子供の事を話してみる開き直りが大切です。

 

これだけは強調しておきたいのですが、バツイチ子持ちは、全てがデメリットかというと、そうとは言い切れません。

現在、妻との生活で、彼女の過去の苦い経験が逆にメリットとなっていると感じることがあります。

それは、人生において重要な通過点を既に経験しているという点です。

・婚約
・結婚
・妊娠
・出産
・育児
・離婚

 

これらの経験は、一つ一つが大きな人生経験ですが、妻はその大変さを既に経験済みなので、多少の事では物怖じしない余裕があります。

良い事もそうでない事も、後の人生に活かす意志さえあれば、それは貴重な経験と言えます。

 

バツイチで子持ちの婚活は、相手への条件を絞り過ぎず、なるべくオープンにお相手候補を探しましょう。

相手への頑なな条件や理想などが、逆に出会いのチャンスを狭めているかもしれないと発想を転換してみるのです。

候補者が見つかればお会いして、じっくり現実を語り合ってみることですね。

 

次回は、「交際期間の過ごし方」について解説していきます。

 

→ → 次回へつづく → →

 

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