婚活 晩婚

 

これからの晩婚化時代の婚活を、しばし展望してみましょう。

晩婚」という言葉は日常的に使われています。

一般的な意味の認識は、「少し婚期が遅くなった結婚」という程度でしょう。

では、どの程度遅くなった結婚が晩婚なのか、その定義をある程度明確にしておく必要があります。

 

「晩婚化」というキーワードでWikipediaを調べてみると、「晩婚」は以下のように記されています。

“高年齢で結婚をすること、いわゆる「婚期」を過ぎてから結婚することを指して晩婚と言う。”

つまり、婚期を過ぎてからの結婚することを晩婚と定義することが可能なようです。

 

それでは、「婚期」とは何歳頃なのかも、根拠のある基準が必要です。

厚生労働省公式ホームページの『平成 30 年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況』(P14~15)によると、結婚に関する以下のような統計があります。

「平均初婚年齢は、夫 31.1 歳、妻 29.4 歳」

上記のような記録から判断すると、2020年7月8日時点では、男性31.1歳、女性29.4歳以降での結婚(初婚)が晩婚であると結論付けることができます。

実際の統計を基準にすると、晩婚は一般的な認識とは意外にズレがあると言えます。高年齢という程の年齢ではないのに、男女共に30歳前後で晩婚となってしまうからです。

 

参考までに、1970年(昭和45年)当時、男性の平均初婚年齢が26.9歳、女性は24.2歳であることから、この50年間で、晩婚化は著しく進んでいることがわかります。

 

また、ヨーロッパ先進国の例では、2017年のデータで、スウェーデンの男性の平均初婚年齢が36.6歳。進行速度はゆっくりではありますが、日本の晩婚化はヨーロッパ先進国のそれに、じわじわと近づいている可能性は否定できません。


 

さて、結婚願望はあるものの、晩婚となっている自分にあせる人は少なくないでしょう。

この筆者も、正にそのような一人でした。

20代の頃に強い恋愛感情で結ばれた友人、知人、学生時代や幼なじみの親友たちが、次々と結婚して家庭を持っていきます。

結果として、気が付くと、30歳前後を境に、私生活は著しい変化に直面していきます。

・つるむ友達がいなくなる。
・つき合う友人のネットワークが縮小。
・友人を介しての出会いの機会も縮小。
・恋愛感情のみでつき合ってくれる異性が少なくなる。

仕事面でも、変化が生じてきます。

・昇進し部下を持つようになる。
・仕事上の責任が増す。
・生活は仕事最優先となる。
・時間的な融通が利かなくなる。

 

20代の頃と比較して、このように生活が変化してくると、婚活をしたくても、限られた時間で自分だけのネットワーク内でしか視界が利かなくなっていきます。

親や親戚などの伝手で、紹介やお見合いをお願いする方法は時として効果的ですが、いくつかの問題があります。

・親や親戚には言い出し難い。
・お相手と合わなかった場合に断り難い。
・探す範囲が限定的。

 

結婚願望があってこのようなスパイラルに陥ってしまうと、時間だけが経過していく結果となります。

20代の頃の強い恋愛関係を基にした結婚が成就しなかった場合、それ以降の婚活には、以下のような条件が必要になってきます。

・お相手を探す広範囲なネットワーク。
・自分が動かずとも婚活が進行している環境。

時間や行動範囲に限界があるあなたにとって、上記2つの条件を満たす婚活は必須となります。

無い物ねだりのようですが、インターネットのテクノロジーを利用すれば充分可能な方法なのです。

 

→ → 次回へつづく → →

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です